発声法~クラシックからポップスへ

レッスンではいろいろなお悩みを聞きますが
クラシックの発声をポップスの発声に変えたいという方、結構いらっしゃいます

①声楽を習っていた
②ずっと合唱をやっていた など

カラオケで歌うとなんか違うので
カラオケに合う声にしたい!と いうご要望ですね

私もルーツはクラシックなので
その気持ちはすごくわかります
クラシックしかやってなかった時は
何を歌っても「オペラですね」と言われたものです
で、そこからポップスも勉強して
両方の素晴らしさを知った次第です♡

まず発声法の違いですが(女声のケースで書いていきます)
●クラシックは
基本的には裏声を鍛えて歌います
よく「地声で歌っちゃダメ」なんて言われますが
地声に裏声を混ぜて鍛えるという場合もあります

●ポップスは
地声(しゃべる時の声ですね)を鍛えて歌います
高音も出るところまではなるべく地声でいって
限界からは裏声も混ぜつつ、声域を広げていきます

そして
ポップスの発声へと変える練習法ですが
と、その前に!
冒頭に書いたクラシックをやってた方について補足しますと
①と② は同じようで違います

①の声楽の方は、独唱、ソロ仕様なので
人によってはビブラートやクセが強かったりします

②の合唱の方は、みんなで合わせることを前提としていますので
声に主張を持たせず、全体的にきれいなという感じです

で、練習法はですね
①の声楽の方はマイクなしでも響いちゃう声の
その響かせる場所を、口の奥から、もっと口先に持ってきてみます
声楽は、どうしても「歌唱」になるので
それを「歌っちゃお♪」とか「口ずさむ♪」みたいにライトにしてみるといいです
その後、地声にもトライです

②の合唱の方は、今のそのきれいな感じに
少し地声成分を入れるだけでも変化が起こったように聴こえます
低音から出していって高音になっても
地声でぶつけることを恐れずに!
多少、喉が痛くなったりもしますが
そんなの関係ねぇ(小島よしお、好きなんです♡)くらいの勢いで!

あとは、クラシックは「メロディーが命」なので
それを
「リズムも命」にしていただく必要が出てきます

リズムを意識すると
言葉にもアクセントがついたり
音符を切ったり、跳ねたり、と
ノリも違ってきます

で、ですね最後に
今回のこの発声法を変えるにあたって
今までのクラシックの発声法をゼロにするのではなく
やってた事が役立つところもたくさんあるので
それはそれで、歌い方の1つとして持っておいて
あらたに、もう1つ得る
というスタンスがいいんじゃないかなと思います

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